Archive for the ‘監視’ Category.

【Hinemos 6.0】性能グラフから監視の閾値を変更する

今回はHinemos ver.6.0から大きく仕様が変更された、性能グラフから監視の設定を
変更する方法を紹介いたします。

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【RHEL7】freeコマンドについて

REHL7.1でインストールされるprocps-ng-3.3.10以降のfreeコマンドでは、従来のfreeコマンドと出力される内容が異なっていました。

・従来のfreeコマンドの実行結果

[root]# free -V
free from procps-ng 3.3.9
[root]# free
             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem:       1018140     596136     422004        308        764     277552
-/+ buffers/cache:     317820     700320
Swap:       839676          0     839676

・procps-ng-3.3.10以降のfreeコマンド実行結果

[root]# free -V
free from procps-ng 3.3.10
[root]# free
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:        1017180      729424       91204       31580      196552      109876
Swap:        839676       32260      807416

大きな変更点としては、-/+ buffers/cacheの列が無くなった、availableという項目が加わったという点でしょうか。
他にも軽く調べたところ、usedに出力される値の算出方法も従来のfreeコマンドとは異なっているようです。

・従来のusedの算出方法

メモリ領域合計 - 空きメモリ領域
メモリ領域合計 : "/proc/meminfo"のMemTotalの値
空きメモリ領域 : "/proc/meminfo"のMemFreeの値

※ -/+ buffers/cache列のusedは、上記からバッファ領域(buffers)とキャッシュ領域(cached)を除いた値が出力されます

・procps-ng-3.3.10以降のusedの算出方法

メモリ領域合計 - 空きメモリ領域 - "buff/cache"の値
メモリ領域合計    : "/proc/meminfo"のMemTotalの値
空きメモリ領域    : "/proc/meminfo"のMemFreeの値
"buff/cache"の値  : "/proc/meminfo"のBuffers、Cached、Slabの値の合計

ちなみに、Hinemosのリソース監視の監視項目の”メモリ使用率(実メモリ)”や”実メモリ中のメモリ使用率(ユーザ)”では、従来のfreeコマンドのMem列や-/+ buffers/cache列のusedと同等のメモリ使用率が算出されます。
(HinemosではSNMPやWBEMを利用してメモリ情報を取得しているため、厳密には同じでは無いですが。)

もし、「procps-ng-3.3.10以降のfreeコマンドのusedと同等のメモリ使用率を監視したい!」という場合は、次のようなスクリプトを用意して、カスタム監視を実行するとよいでしょう。

#!/bin/bash

total=`cat /proc/meminfo | grep MemTotal | awk '{print $2}'`
free=`cat /proc/meminfo | grep MemFree | awk '{print $2}'`
buff=`cat /proc/meminfo | grep Buffers | awk '{print $2}'`
cache=`cat /proc/meminfo | grep ^Cached | awk '{print $2}'`
slab=`cat /proc/meminfo | grep Slab | awk '{print $2}'`
used=`echo "scale=2; ($total - $free - $buff - $cache - $slab) * 100 / $total" | bc`
echo "used,$used"

実行結果は次のようになります。

[root]# ./memUsed.sh
used,80.16

以上、簡単ですがfreeコマンドとリソース監視についての紹介でした。
(担当:KY)

【Hinemos】これさえわかればバージョンアップも簡単!?(ver.3.2以前 → ver.4.0以降)

どうも、U10です。

Hinemos ver.5.0がリリースされましたね。※いまさら!?

当然ですが、バージョンアップしませんか!?※特に、Hinemos ver.3.2以前をご利用されている方。

 

Hinemos ver.3.2以前とHinemos ver.4.0以降では、仕様が異なっていますが、違いを頭に入れておけば、バージョンアップも簡単です。

特に、監視対象サーバのOSがLinuxの場合だと、ログファイル(アプリログなど)の監視の仕様の違いがあるのですが、ぱっと見て、

〇Hinemos ver.3.2以前ではログファイルの監視を行う場合、次の機能を使う。

<使用するLinuxのサービス>
・syslog-ng

<Hinemosエージェントの導入の要否>
・必要

<使用するHinemosの機能>
・共通機能:ログ転送機能
・監視機能:syslog-ng監視

 

〇Hinemos ver.4.0以降ではログファイルの監視を行う場合、次の機能を使う。

<使用するLinuxのサービス>
・なし

<Hinemosエージェントの導入の要否>
・必要

<使用するHinemosの機能>
・共通機能:なし
・監視機能:ログファイル監視

 

Hinemos ver.4.0以降の方がシンプルでいいですね。

さらに、使用する機能だけでなく、ログファイルの監視を行う仕組みもシンプルになっています。

流れを簡単に説明すると、

 

〇Hinemos ver.3.2以前では、
(1)ログファイル監視(ログ転送設定とsyslog-ng監視)の設定を行う。

~~監視対象サーバ側の動き~~
(2)ログメッセージがログファイルに書き込まれたら、Hinemosエージェントがログファイルを読み込む。

(3)Hinemosエージェントがこれを検知し、ログメッセージを自身のsyslog-ngへUDP転送する。

(4)自身のsyslog-ngが検知したログメッセージをHinemosマネージャサーバのsyslog-ngへTCP転送する。

~~マネージャサーバ側の動き~~
(5)マネージャサーバのsyslog-ngが監視対象サーバから転送されたログメッセージを受け取り、指定の条件でマッチング処理を行う。

(6)指定のマッチ条件と一致しているか判定する。マッチしていた場合、設定によっては通知が行われる。

 

ver.3_ログファイル監視

一方、

 

◯Hinemos ver.4.0以降では、
(1)ログファイル監視の設定を行う。

~~監視対象サーバ側の動き~~
(2)ログメッセージがログファイルに書き込まれたら、Hinemosエージェントがログファイルを読み込む。

(3)Hinemosエージェントがログメッセージを検知し、指定のマッチ条件と一致しているか判定する。

(4)マッチしていた場合、ログメッセージをHinemosマネージャサーバへTCP転送する。

~~マネージャサーバ側の動き~~
(5)マネージャサーバがHinemosエージェントから転送されたログメッセージを受け取り、設定によっては通知機能による通知が行われる。

 

ver.4_ログファイル監視

 

 

ログファイル監視については、上記の違いに気を付ければ、Hinemos ver.3.2以前からのバージョンアップも問題なくできそうですね。

 

なお、Hinemosのバージョンアップに関する同様の事例があります。ご参考まで。

Hinemosのバージョンアップをサービス無停止で実現

 

以上、Hinemos ver.3.2以前からHinemos ver.4.0以降へ簡単にバージョンアップするコツの一つ(ログファイル監視)をご紹介しました。

(担当:U10)