事例紹介

デスクトップ仮想化基盤へのHinemosの導入

公立学校向けデスクトップ仮想化システム基盤の電源On/Offの制御用にHinemosを導入した事例です。

導入したHinemosのバージョン

Hinemos ver 3.2.2

背景

宇部市役所情報政策課様にて運用されている、公立学校向けデスクトップ仮想化システム基盤は、約20台の仮想サーバによるクラスタ構成となっています。

 

仮想ホストはそれぞれ数十台の仮想ゲストを同時に動かすため、それぞれが非常にスペックの高いマシンであり、そのため消費電力が多く、月々の電気料金が非常に高額になることが難点でした。嵩む電気料金をなんとか抑えるため、平常時は数台の仮想ホストの電源をOffにして縮退運転とするほか、生徒が利用しない夜間には、さらに数台の電源をOffにする、という運用をされています。

 

ここで問題となるのが、電源のOn/Off(特にOff)に要する時間です。この環境では、非常に多数のゲストを仮想クラスタで運用しているため、いずれかの仮想ホストの電源をOffにした時点でライブマイグレーション機能が働き、多数のゲストが一斉に別の仮想ホスト上へ移動する、という状況が発生します。

 

電源が切れるまでには、長くて2時間以上かかる事もしばしばあり、運用担当職員はそれを見越して現場へ張り付いていなければならないため、これを人手を介さずに何とかできないか、以前から検討されていました。


実は、仮想ホストが稼働しているマシンには、ILOM(Oracle Integrated Lights Out Manager)という、リモートから電源の状態などを監視・制御できる機能が搭載されています。これとHinemosのジョブスケジューリング機能をうまく組み合わせることで、人手を介さず自動的に電源を制御する仕組みを安価で実現できそうです。 このような背景から、この度弊社へ引き合いを頂いた次第です。

構築

対象ノードは約20台の仮想ホストのみで、ジョブも各仮想ホストの電源On/Offのみのため、設計、構築、設定及び動作確認は、非常に短い期間で終えることができました。

 

また、各仮想ホストの死活状態をHinemos上でリアルタイムに監視できればさらに効率的な運用ができる、との考えから、ping等の監視設定も併せて行いました。

運用

現在は、本格的な運用に向けて、お客様にて最終的なジョブスケジュールをご検討頂いている段階ですが、これまでの懸案が解消できそうだとのことで、今回のHinemos導入に大変ご満足とのことです。