事例紹介

某金融システムのジョブ運用移行

大量のTivoliジョブの移行
500件以上あるTivoliジョブを、短期間でHinemosジョブへ移行した事例です。

背景

お客様のWebシステム新規構築プロジェクトで、某社開発の業務パッケージをカスタマイズして導入することになりましたが、全体的にコストを極力安く抑えたいというお客様のご要望がありました。この業務パッケージでは、500件以上あるバックグラウンドジョブの制御にTivoliを採用していましたが、コストを抑えるため、今回Hinemosでジョブを構築することとなりました。 今回弊社は、Hinemosでのジョブ構築作業担当として、同プロジェクトへ参画致しました。

移行作業

500件以上あるTivoliジョブは、依存関係、カレンダーや実行コマンド等、必要なほぼ全ての情報がExcelのワークシート上で管理されていたため、Hinemos Utilityオプションに含まれるExcelインポート機能を使用して、少ない工数でHinemosジョブへ移行することができました。

 

なお、Hinemos Utilityを使用してExcelワークシートをインポートするためには、所定のExcelテンプレートのフォーマットに合わせてジョブ情報を加工する必要がありますが、情報の加工にあたってはPerlスクリプトを適宜作成して使用し、一見複雑に見える作業も、非常に効率的に行うことができました。

問題と対策

今回Hinemosへ移行したジョブは、日次バッチであるジョブユニットの配下の各ジョブネットが、それぞれ個別の「起動予定時刻」を持っていました。これについては、各ジョブネットに「時刻の待ち条件」を設定することで実現しましたが、サーバメンテナンス等でHinemosがダウンし、当日のジョブセッションが開始できなかった場合に、問題が発生します。具体的には、復旧後にジョブセッションを開始すると、その時点より前の時刻を「時刻の待ち条件」に設定しているジョブネットが翌日まで待機状態になってしまい、結果として日次バッチが正しく開始できない、というものです。

 

上記の動作はHinemosの仕様ですが、この対策として、お客様が用意された予備機にもHinemosを構築し、サーバメンテナンス等が発生した場合は予備機上でジョブを実行するよう運用手順を検討し、提案致しました。