事例紹介2

事例紹介2

  1. 案件

    ゲーム基盤:ゲームエンジンKiQによるゲームクラウドサービス(GSaaS)

     

  2. 概要

    今、ゲーム開発業界で最も勢いのある株式会社エクスジール様にゲームサーバ開発・運用サービスをフルアウトソースで提供しました。具体的には、『状態遷移モデル』を設計思想とし、自社で開発した画期的なゲームサーバエンジン「KiQ」と、AWS上に構築したゲームインフラ基盤一式を統合した、ゲーム専用クラウドサービス(Game Service as a Service)として提案しました。その結果、開発現場ではゲーム開発だけに注力することができ、プロジェクト全体としては工数を削減することができました。 また、運用においては、SaaSとしてゲームクラウドサービスを利用することで、インフラの保守や改修に伴う負担を大幅に軽減しました。

     

  3. お客様の課題

    ソーシャルゲームは断続的に新しいコンテンツを提供し続ける必要があるため、開発サイクルが非常に速いという特徴を持っています。そのため、ゲームのコンテンツ開発だけに専念して、基盤や通信、セキュリティといったバックエンドシステムを一括で管理・運用することができるサービスを必要とされていました。また、アプリケーションの改修や仕様変更に伴うデプロイの作業、アクセス数の増大に合わせたインフラ構成の変更といった基盤業務が、ゲーム開発者の大きな負担となっていることを懸念されていました。

     

  4. 提案内容

    お客様の課題に対して、自社ゲームサーバエンジン『KiQ』とゲームクラウドサービスを組み合わせたフルアウトソースを提案しました。KiQは『状態遷移モデル』を設計思想とした画期的なゲームサーバエンジンです。クライアントとサーバがゲームの進行に伴う状態遷移を各々管理し、要所で互いの状態を確認して整合性を図るというアーキテクチャにより不正な操作に対して堅牢な環境を実現します。また、ワンタイムセッション方式による安全な通信の確保や、複数の言語(C/C++,C#,JavaScript,など)によるクライアント/サーバのシームレスな開発の実現といった特徴があります。

    ゲーム開発特有の課題(アジャイル開発や度々の仕様変更、突発的な障害など)に対して迅速かつ柔軟な対応をするために、SaaSとしてAWSを採用しました。KiQとAWSとを組み合わせにより、サーバエンジニアなしにアプリケーションのDeployや、APサーバの自動Scalingに代表される柔軟なインフラ環境の運用を実現する、ゲームサーバ開発・運用基盤クラウドサービス「KiQ」を提案しました。弊社ではこのエンジンサービス「KiQ」+ゲームインフラ基盤一式によるいわゆるゲーム専用クラウドサービスを「GSaaS(GameServer as a Service)」と呼んでおり、今回はこの適用事例に該当します。

     

  5. KiQとは

    about KiQ

    • 通信の不具合を作り込まない考え方 〜通信不具合に堅牢な設計を支援〜(特許出願済)
    • ゲームアプリを書くように、サーバも書く 〜クライアント/サーバのシームレスな開発〜
    • その通信処理、もうあります 〜通信処理モジュールの提供と再利用〜
    • みなさんがサーバを用意する必要はありません 〜オープンソースとサービス提供〜

     

  6. 利用している、主なAWSサービス

     

  7. 導入効果

    ゲームのバックエンドシステムやインフラの構築をKiQにフルアウトソーシングした結果、開発現場ではゲームコンテンツ開発だけに注力することができ、プロジェクト全体としては工数を削減することができました。運用においては、SaaSとしてゲームクラウドサービスを利用することで、インフラの保守や改修に伴う負担を大幅に軽減しました。

     

  8. ゲームサーバ開発・運用基盤構成概要

    図1