監視結果をslackで通知する

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最近、企業でslackを使うところが増えてきているみたいですね。
そこで!今回は、Hinemosで監視した結果をslackに出力したいと思います。

①slackに監視通知用のチャンネルを作成する

以下のように、Hinemosの通知を行うチャンネルを作成します。
※slackを登録されていない方は、登録後作成してください。

②作成したチャンネルのWebhookを取得する

○着信 Web フック

外部からHTTPリクエストでメッセージを送ることができる機能です。
HTTP通信ができる環境であれば、どこからでもメッセージをslackへ送信することができます。

では作成していきましょう。
まず、slackのメニューから「slackをカスタマイズ」を選択します。

アカウントのメニューから「App管理」を選択します。

管理画面のメニューから「カスタムインテグレーション」を選択後、「着信Webフック」を選択します。

「設定を追加」を押します。
「チャンネルへの投稿」に作成したチャンネルを指定し、「着信Webフックインテグレーションの追加」を押すと
Webhook URLが発行されます。

発行されたページでは、メッセージを送付したときに表示されるアイコンや、bot名などを設定できます。
発行されたwebhookは、記録しておいてください。

③Managerサーバに通知スクリプトを作成し配置する

今回は、気象情報の監視結果をslackで通知してみようかと思います。
※気象情報の監視方法については、こちらを参照してください。

Hinemosサーバに以下のスクリプトを任意の場所に配置します。

○slack_post_message.sh

各監視結果の取得には、メールテンプレートの置換文字列を利用します。
今回は、以下の3つを利用しました。

  • #[GENERATION_DATE] (出力日時)
  • #[PRIORITY_NUM] (監視結果)
  • #[MESSAGE](出力メッセージ)

上記以外の置換文字列については、以下のマニュアルを参照してください。

ja_User_6.1_rev2.pdf
6.4.2 メールテンプレートの登録
表 6-19 文字列置換対応一覧

「#[MESSAGE]」は、以下のように出力されている値を取得しています。

これを温度だけにするために、以下で気温だけにフォーマットしています。

④Hinemosに監視設定を行う

以下のようにコマンド通知を設定します。

コマンドには以下の内容を入力します。

以下の設定でカスタム監視を利用して気温を監視します。
通知設定には、上記で作成したコマンド通知を設定します。

⑤実行!!!!

以下のように表示されます。

⑥おわりに

slackで通知できれば、出力された監視結果ごとにスレッド内で議論ができますし、
監視結果にコメントが簡単に残せます。

今回は使いませんでしたが、ボタン付きメッセージも通知することができます。
このボタンを利用して、監視結果確認チェックや、コマンドラインツールを利用した承認ジョブの実行等、いろんな応用ができるかと思います。

機会があれば今度はボタン付きメッセージを利用した運用を紹介したいと思います。
みなさんもよかったら、slackを使って通知をしてみてくださいね!
それでは、アディオス!!!

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