【Hinemos】終了遅延監視の”セッション開始後の時間”について

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以下のような構成のジョブネットがあります。

ジョブに着目した場合、ジョブ1からジョブ6までが順番に実行されます。全てのジョブは通常一瞬で終わるのですが、JB3とJB4については、「まれに、長時間終わらないことがある」という問題を抱えていることが、これまでに分かっています。

加えて、お客様からの要件として、

というものがあります。そのため、ジョブ運用担当者はジョブネット2に「セッション開始後の時間」を”3分”とした終了遅延監視を設定しました。設定内容は下図のとおりです。

終了遅延の設定内容

終了遅延の設定内容

上記のとおり、ジョブネット2がセッション開始から3分以内に終了しなかった場合、それを通知するとともに、自身をコマンド停止するよう設定しています。ジョブネット3はジョブネット2の正常終了を待つようになっており、これで上記の要件を満たせそうです。

さて、ジョブユニット1をスケジュールへ登録して日次で自動実行し、これまでのところ問題なく稼働していたのですが、あるとき、予想外の出来事が起きてしまいました。ジョブ1からジョブ4までが3分以内に終わっていないにも係わらず、終了遅延を検知しなかったのです。そのため、ジョブ5と6が実行されてしまい、お客様からきついお叱りをもらってしまいました。

ジョブ履歴を確認したところ、下図のようになっていました。

ジョブ実行履歴

ジョブ実行履歴

ご覧のとおり、いつもは一瞬でおわるはずのジョブ1(JB1)が、終了までに4分かかっていました。当該ジョブのコマンド開発担当者に調査を依頼し、コマンドの不具合であることが判明すると、次の焦点は、「終了遅延をなぜ検知できなかったのか」へ移っていきます。

試験環境で様々な検証を重ねた後、「終了遅延は、それが設定されたジョブが実行中の間でしかチェックが行われない」ということが分かりました。つまり、当初のジョブ構成では、ジョブネット2が一瞬で終了してしまった場合、当該ジョブネットが”実行中である”状態が一瞬で終わってしまうため、終了遅延のチェックが行われない、というわけです。

となると、「セッション開始後の時間」は条件にしない方が良さそうです。今回は、ジョブネットの構成を以下のように変更してみました。

終了遅延監視については、ジョブネット0に対して「ジョブ開始後の時間」を3分で設定しています。

ジョブネットの構成変更後も一度だけ、(コマンドの不具合がまだ修正されていなかったため…)ジョブ1が終了までに4分かかったことがありましたが、今度は問題なく終了遅延を検知することができたので、運用担当者もほっと胸をなで下ろした様子です。

※上記の事例はフィクションです。なお、記事中の事象はHinemos ver3.2.x、4.0.0で再現することを確認しています。


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