事例紹介

某社基幹システム商用運用ツールからの移行

移行のきっかけ

概要

20台弱のサーバーの運用で、外資系商用運用管理ツールの保守費用に年間数百万~千万円近くかかっている。サーバーのリプレースに伴い、当初は同パッケージでの移行を検討したが、新バージョンでは、さらにパッケージ体系が異なり、同等の機能を用いるには、新規ライセンス購入が必要となることが判明した。

 

更に移行の見積もりをとったところ、納品時期に間に合わない長期間を要し、さらにかなり高額な移行費用を見積もられたため、Hinemosへの移行を決断。

 

システム

  • サーバー数:20台弱
    • OS:旧来はUNIX、Windows系。これを、RedHat Linux, Windows Server最新バージョンへ移行
  • ジョブ要件:数百のジョブ、ジョブネット。これらを短期間で移行する必要あり。
  • 監視要件:死活監視、Hinemosエージェント監視、リソース監視、プロセス監視、DB監視、ログ監視(syslog-ng)、アプリケーションログ監視、SNMP Trap監視 など。

移行作業

監視設計

監視設計は、お客様のシステム管理者視点を重視し、行う。そのため、Hinemosのリポジトリ管理機能を用いて設定項目数の最小化を図ると同時に、監視項目IDを見易く、追加を行いやすい名称ルールにするなど、将来設定の容易も考慮して設計。

 

ジョブの移行作業

数百のジョブ、ジョブネット数を短期間に移行作業。 ただし、顧客システムにおいて、ジョブの正確なジョブフロー図が存在しないことが明らかになり、現行商用製品のジョブ定義データをエクスポートし、それを元にジョブフロー図の逆作成を行うツールを短期間に開発。

 

ジョブネットの構築

生データの記述パターンを読み込み、Hinemos Utilityオプション機能を用いて、ジョブネット、ジョブのHinemosへの落とし込みを行い、先に作成したジョブフロー図と比較確認。

 

カレンダーの移行

運用ツールによってカレンダーの使い勝手、運用の利便性が異なるため、細心の注意を払いつつ生データからカレンダーを作成した。 運用担当者とジョブの役割、稼働日の確認を行い、Hinemosのカレンダー設定で対応。 ・ジョブ、ジョブネットへのカレンダー割り当て

移行成功

  • 商用運用管理ツールの経験値:弊社スタッフは(商用を含めた)他の運用管理ツールに関する経験が深く、初めて見る製品でも理解が早かった。
  • 開発力、対応力:ジョブフロー図を再構築するツールを一夜で開発。

移行作業の重要ポイントをおさらい

事前準備としての監視設計・ジョブ設計の見直し

  • Hinemosの特徴を活かした監視項目の作り方
    • (例)Hinemosのリポジトリ、スコープという概念を知る。
  • Hinemosのジョブ機能を理解した、ジョブネット図の設計を再度行う。
    • (例)トリガの役割を持つHinemosのジョブ。 ジョブの機能の特徴・制限を知る。
  • 現行の運用方法を良く知る。
    • (例)カレンダーはどのように用いて運用しているか。
  • 現行ツールの理解と、エクスポート生データの理解
    • (例)運用者、ドキュメント資料のいずれの情報も疑ってかかり、生データの意図するところの理解に努める。

 

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