Hinemosエージェントログの日次ローテート
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こんにちは!
今回は、Hinemosエージェントのログファイル”agent.log”の
日次ローテートについてご紹介します。
1.基礎知識
“agent.log”は「{Hinemosエージェントのインストール
ディレクトリ}/var/log/配下」に出力されます。
この”agent.log”にはHinemosエージェントの動作に関するログが出力されていて、
Hinemosエージェントの動作に問題が発生した際には、このファイルの内容を
確認することで、保守サポートでは原因調査を行っています。
そんな”agent.log”ですが、デフォルトだと20MBごとにローテートが
行われ、4世代まで貯まります。
今回は、これを日次でローテートする方法をご紹介します。
2.log4j.propertiesの編集
日次でローテートする際には、設定ファイル”log4j.properties”
を以下のように修正します。
★編集前
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### direct messages to file agent.log ### log4j.appender.file=org.apache.log4j.RollingFileAppender log4j.appender.file.MaxFileSize = 20MB log4j.appender.file.MaxBackupIndex = 4 log4j.appender.file.Append=true log4j.appender.file.layout=org.apache.log4j.PatternLayout log4j.appender.file.layout.ConversionPattern=%d %-5p [%t] [%c] %m%n |
★編集後
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### direct messages to file agent.log ### log4j.appender.file=org.apache.log4j.DailyRollingFileAppender log4j.appender.file.Append=true log4j.appender.file.DatePattern='-'yyyyMMdd log4j.appender.file.layout=org.apache.log4j.PatternLayout log4j.appender.file.layout.ConversionPattern=%d %-5p [%t] [%c] %m%n |
この修正により、”agent.log”は”agent.log-yyyyMMdd”というファイル名で
日次ローテートされるようになります。
注意点としては、こちらの変更を行うと、世代管理ができないため、
“agent.log”が貯まり続けてしまいます。
そのため、定期的に不要な”agent.log”を削除する必要があります。
3.終わりに
今回は”agent.log”を日次ローテートする方法についてご紹介しましたが、
いかがでしたでしょうか。
過去の”agent.log”をストレージなどに退避して一定期間保管しておきたい、
といった場合にはこちらの設定が便利かもしれません。
それでは、また!