Hinemos試験がオンラインで受験できるようになりました!
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Hinemosに技術者認定プログラムがあるのはご存知でしょうか?
Hinemosでは、以下の一定水準のスキルを有する方をHinemos認定技術者として証明するための制度を設けています。
・Hinemos認定アソシエイト・・・Hinemosに関する基本的な知識と技術を有するレベル
・Hinemos認定プロフェッショナル・・・システム管理設計に必要な知識、Hinemosをベースとした構築・運用経験を有するレベル
従来、会場に集合していただき受験をする必要があったこの認定プログラムが
2021年8月24日より、自宅や職場等でオンラインで受験できるようになりました!
https://www.hinemos.info/support/certificate
Hinemosをご利用中の方はお持ちのスキルを目に見える形に、
これからHinemosを始める方は、Hinemosのトレーニングコースに上記認定プログラムが付随しているので、トレーニング+認定プログラムでHinemosを始める第一歩に
していただければと思います。
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今回、オンライン試験の開始について、私も関わっておりましたので、
以下でオンライン試験の仕様や背景についてすこしお話します。
〇資格の質を担保する
試験のオンライン化を考えた際にまずはこの点を考えました。
これまでの試験は、受験者に会場に集合していただき、試験監督の指示のもと受験をしていただいていました。
オンラインになることで、これまで禁止していたテキストやマニュアルを参照しながらの回答や
替え玉受験が可能になってしまうと
これまでに認定された方と同資格であっても、質が異なってしまう事を懸念しました。
〇試験の開始タイミングを受験者側で決定できる
上述の通り、トレーニングコースに認定試験が付随しており、
これまでの会場集合型の試験の場合には、朝~夕方までトレーニングコース、その後
そのまま試験を受けられる流れになっていました。
トレーニングについては既にオンライン化されていましたが、会場集合型よりも
時間の確保が難しいとの声もありました。
オフィスで受講している場合には周りからの目が気になったり、声をかけられる
こともあるかもしれません。
リモートワークなどで受講している場合でも、これまでは運営側で用意した端末を
利用いただいていましたがオンライン化してからは受講者の端末で受講してもらっています。
自身の端末であればメールやチャットツールの通知が目につき
そちらの作業を優先しなければならない事もあるかもしれません。
こういった点を解消するために、今回はイーコミュニケーションズ社の「Remote Testing」を試験システムとして採用しました。
https://www.e-coms.co.jp/service/remote-testing/
※詳細は上記ページからご確認ください。
〇AIによる不正検知
オンラインのHinemos認定プログラムでは、AIによる不正検知を行う事で
会場集合型の時と同等の受験が出来るようになっております。
・AIによる本人確認
本人確認には、受験前にしていただくPCのカメラでの受験者撮影の画像と身分証画像を利用しています。
また試験中も受験の様子を撮影しており、替え玉受験があった際にはAIが検知するようになっています。
・AIによるカンニング行為の検知
上述の通り、受験中の様子を撮影しており、カンニング行為(テキストの参照や第三者による補助)があった際にAIが検知するようになっています。
AIによる検知以外にもオンラインで試験官が監督をしてくれるサービス等もありましたが、
その場合、試験官がいる時間での受験しかできない、希望の時間が埋まってしまっている
などの制約がありました。
その点、AIによる監視の場合には24/365で、希望する時間に受験することができ、
受験者の自由度が高いことから今回はこの形でのオンライン試験となりました。
このように世の情勢やユーザ様のご意見に寄り添いながら
Hinemosは今後も発展してまいりますので、
ご意見・ご要望あれば忌憚なくお聞かせください。