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ジョブユニットとジョブネットの違い

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この記事は2年以上前に書かれたものです。情報が古い可能性があります。

こんにちは。今回は、ジョブユニットとジョブネットの違いについてご紹介いたします。

Hinemosを利用しているとよく目にするこの2つ、改めて言われると説明が難しいかもしれません。
Hinemosサブスクリプションを契約していると使えるカスタマーポータルでも、FAQアクセスランキングに上がるくらい疑問が多いジョブユニットとジョブネット。違いを理解して、よりHinemosの運用を快適にしていきましょう。

1.ジョブの種類

Hinemosでは、ジョブに階層構造を持たせることができます。ジョブユニットやジョブネットは、この階層の名前です。

ジョブユニット

ジョブユニットは、ジョブ階層の最上位要素です。全てのジョブネットとコマンドジョブは、このジョブユニットの要素として設定します。
ジョブを登録する際に、まず作成するのも、このジョブユニットです。

ジョブネット

コマンドジョブをひとまとめにして扱うことのできる要素です。また、コマンドジョブとともにジョブネットもまとめて扱うことができます。
つまり、ジョブネットはジョブネットとコマンドジョブから構成されているということです。複数のジョブネットとコマンドジョブを登録することができます。

コマンドジョブ

最小の実行単位です。ノード上で実行されるコマンドを設定します。

 

2.ジョブユニットとジョブネット違い

ジョブユニットとジョブネットで階層が違うことは理解できたと思います。
さらに、階層が違うこの2つは「設定できる項目」が違います。それぞれでのみ設定できる項目をまとめてみました。

◆ジョブユニットのみで設定できる項目

ジョブ変数

ジョブ変数は、ジョブユニット単位で設定することができる変数で、 設定したジョブユニット内のジョブのコマンド指定時に用いることができます。

オーナーロール(Hinemos7.0/6.2/6.1/6.0/5.0/4.1で設定可能)

ジョブユニット単位でオーナーロールを設定し、参照可能なユーザを制御することができます。
ジョブユニットを初期値のALL_USERSロールで作成した場合は、全てのユーザから参照可能な状態となります。ジョブユニット作成時にオーナーロールを変更することで、 参照可能なユーザを制御することができます。

管理ユーザ(Hinemos4.0で設定可能)

ジョブユニット単位で管理ユーザを設定し、参照可能なユーザを定義することができます。
ジョブユニットを新規作成した場合は、全てのユーザから参照可能な状態となっているので、 管理ユーザを設定する場合は、アクセス管理機能で登録されたユーザから選択します。

 

◆ジョブネットのみで設定できる項目

待ち条件

ジョブの待ち条件(時刻・先行ジョブ終了値・先行ジョブ終了状態)を指定することができます。
待ち条件を指定しない場合、このジョブを含むジョブユニット・ジョブネットが実行されると、 このジョブは時刻、他のジョブ・ジョブネットに関わらず起動します。

制御

カレンダによる制御、保留、スキップが設定できます。

開始遅延

開始遅延を設定することで、ジョブ・ジョブネットの実行開始が遅延している場合に、 ジョブ・ジョブネットの実行状態をスキップ、または保留にすることができます。

終了遅延

終了遅延を設定することで、ジョブ・ジョブネットの処理終了が遅延している場合に、 ジョブ・ジョブネットの実行状態を中断、またはコマンド停止にすることができます。


以上、ジョブユニットとジョブネットの違いのご紹介でした。

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