Hinemosエージェント監視の紹介
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■はじめに
こんにちは!
今回、この記事ではHinemosの監視機能の1つである、Hinemosエージェント監視についてご紹介します!
Hinemosエージェント監視とはどういうものなのか紹介した後に、設定を実際にしていきたいと思います!
Hinemosエージェント監視のご紹介の前に、Hinemosを利用する上での用語について説明します。
・マネージャ:Hinemosの運用管理機能を提供するサーバ
・クライアント:利用者が操作するGUIベースの操作端末
・ノード:Hinemosの管理対象のサーバやネットワーク機器
・エージェント:管理対象ノードに導入するソフトウェア
1. Hinemosエージェント監視について
●Hinemosエージェント監視とは
Hinemosエージェント監視では、監視対象ノードで起動しているHinemosエージェントの死活状態を監視することができます。
前提条件として、監視対象ノードにHinemosエージェントがインストールされている必要があります。
●監視のカテゴリ
Hinemosエージェント監視は真偽値監視です。
真偽値監視とは、監視対象の状態がOKかNGかを判定し、判定結果を監視する機能です。
監視結果には、「OK」「NG」それぞれに対して、「情報」「警告」「危険」「不明」の重要度を設定することができます。
デフォルトでは「OK」の場合は「情報」、「NG」の場合は「危険」の設定になっています。
2. Hinemosで設定、監視してみよう!
まずは、監視を作成してみましょう。
Hinemosクライアントを起動し、[監視設定]パースペクティブを選択し、OKを押下します。
監視設定[一覧]ビューから[作成]をクリックし、[監視種別]一覧から「Hinemosエージェント監視(真偽値)」を選択します。
Hinemosエージェント[作成・変更]ダイアログにて、必要項目(ピンク色の項目)を設定し OK をクリックします。
これで監視設定の登録は完了しました!
続いて、Hinemosエージェントが起動している場合と停止している場合に分けて、監視結果を確認してみましょう。
●エージェント起動状態で監視を実行した場合
コマンドでエージェントが起動していることを確認します。
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# service hinemos_agent start Starting hinemos_agent (via systemctl):[ OK ] # service hinemos_agent status Hinemos Agent (PID XXX) is running... |
[監視履歴]パースペクティブを開き、通知が発生するまで数分待ちます。
しばらくすると結果が出力されます。
重要度が情報で出力されているので、Hinemosエージェントが起動していることが確認できました。
●エージェント停止状態で監視を実行した場合
コマンドでエージェントが停止していることを確認します。
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# service hinemos_agent stop Stopping hinemos_agent (via systemctl):[ OK ] # service hinemos_agent status Hinemos Agent is stopped |
上記の起動状態と同様、通知が発生するまで数分待った後に[監視履歴]パースペクティブを確認します。
重要度が危険で出力されているので、Hinemosエージェントが停止していることが確認できました。
■おわりに
この記事では、Hinemosエージェント監視についてご紹介をしました!
Hinemosエージェント監視を使うことでノードの通信状態を把握しやすくなります。
これによって、例えば障害発生時の迅速な復旧作業が可能になったりと、システム運用の効率化を図ることができます。
ぜひ活用してみてください!