意外と知らない監視履歴[スコープ]ビュー
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Hinemosでは、実行した監視結果を監視履歴パースペクティブから確認することが可能です。
デフォルトでは、以下のような画面構成になっています。
監視履歴パースペクティブには、もう一つ表示可能なビューがあり、
それが監視履歴[スコープ]ビューになります。監視履歴[スコープ]ビューは、
上部のツールバーから表示させることが可能です。
監視履歴[スコープ]ビューが表示されました。
監視履歴[スコープ]ビューは、スコープごとのイベント・ステータス情報を
集約したものを出力します。
ここで「テスト用スコープ①」と「テスト用スコープ②」を作成し、
適当なノードを割り当て、各ノードに重要度の異なるイベントを
出力してみます。
・テスト用スコープ①に重要度”情報”のみのイベントを出力する
監視履歴[スコープ]の表示は以下のようになります。
いちばん上のテスト用スコープ①のファシリティIDを示す
「test_scope_1」の重要度は、このスコープに所属している
ノードのイベント・ステータス通知を集約しており、
最も評価の高い重要度が表示されます。(重要度は危険>警告>情報の順に評価されます)
また、スコープに所属しているノードが一覧表示されます。
・テスト用スコープ②に重要度”情報”と”危険”のイベントを出力する
テスト用スコープ②に所属しているノード “node-022-092″のみ、
重要度”危険”となるイベントが出力させました。この場合の
監視履歴[スコープ]ビューの表示は以下のようになります。
今度はテスト用スコープ②のファシリティIDである「test_scope_2」の
重要度が”危険”として表示されていることが確認できます。
これは上述の通り、スコープ所属している各ノードで最も評価の高い
重要度を優先的に表示しているためです。今回は、スコープに
所属している”node-022-092″の監視で、危険として通知されている
イベントが存在するため、このように表示されています。
以上が監視履歴[スコープ]ビューのご紹介でした。
例えば、ノードの登録数が多く、スコープ単位での監視履歴の
結果を素早く確認されたい場合などにおすすめですので、
ぜひ活用されてみてください。