【Hinemos】Windowsイベントログを監視して、タスクスケジューラのスケジュールを無効にする
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こんにちは。今回はWindowsイベント監視の機能を使用して、タスクスケジューラに登録されている
タスクが実行されたことを検知し、その後スケジュールの有効・無効を切り替えを行う処理までを
Hinemosに行わせたいと思います。
■やりたいこと
① イベントログに出力されるタスクスケジューラのイベントを監視して、
スケジュール通りにプログラムが実行されたかを監視。
② ①のプログラムが実行されたことを確認し、タスクによるスケジュール実行を
一時的に無効化したい。
上記の処理をHinemosに行わせたいと思います。
■前提
・HinemosでWindowsイベント監視を行うには、対象となるノードにWindows版の
Hinemosエージェントをインストールする必要がございます。
・Windowsイベントログに、タスクスケジューラのイベントが
出力されるようにOS側で設定する必要がございます。
■監視設定準備
(1) ジョブ通知を作成する。
Hinemosでは、各監視機能やジョブの実行結果を、ジョブ実行をもって通知することができる
ジョブ通知の機能がございます。このジョブ通知を使用し、Windowsイベント監視で検知した
タスクを無効にします。
以下のように、タスク「hinemos_test」を無効化するジョブ「task_disabled」を作成しました。
こちらのジョブを、ジョブ通知「job_notify」に紐づけ、Windowsイベント監視によって
重要度「危険」に設定したイベントを検知した場合、通知が行われるように設定します。
(2) Windowsイベント監視を作成する。
以下のように、Windowsイベントを監視する設定を作成します。
タスク「hinemos_test」が実行されたことを示すイベントログが出力されると、重要度「危険」として
検知するようにフィルタ定義を作成します。
このイベントを検知したタイミングで、タスクの無効化を行うように(1)で設定した
ジョブ通知「job_notify」を紐づけます。
■実行確認
スケジューラによるタスクが実行されたことをHinemosエージェントが検知しています。
その後、ジョブ通知が作動して、スケジューラを無効にする処理を行っています。
監視対象ノードからも、スケジューラが無効になっていることが確認できました。
■補足
Windowsイベント監視を複数設定することで、タスクがジョブ通知によって無効化されたことも
検知することが可能です。
以上、Hinemosによるタスクスケジューラの制御についてのご案内でした。