将来予測値や変化量の監視について

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この記事は2年以上前に書かれたものです。情報が古い可能性があります。

今回は、Hinemos ver.6.1の新機能である、将来予測監視や変化量監視についてご紹介いたします。

将来予測監視は、あらかじめ定めた期間で値を収集し、将来的にどのような値を収集することになるのかを予測する監視機能です。
サーバリソースの枯渇など、アラートが出て手遅れになる前に、将来を予測し対策を打つことが可能です。

また、変化量監視では、収集した値の変動具合から次の動きを予測し、異常発生の傾向をいち早く察知することができます。

1.監視設定

まずは、例として監視設定を以下のように設定します。
将来予測監視と変化量監視の設定は監視のタブから設定可能です。

[判定]
 情報: 0.0 以上 30.0 未満
 警告:30.0 以上 50.0 未満
 危険:(情報・警告以外)

 

 

 

 

予測方法:線形回帰
対象収集期間(分):60
予測先(分後):60

 

 

 

 

 

対象収集期間(分):60
[判定]
 情報:-1.0 以上 1.0 未満
 警告:-2.0 以上 2.0 未満
 危険:(情報・警告以外)

 

 

 

 

 

2.監視結果

それでは、監視結果を見ていきましょう。

将来予測監視のオリジナルメッセージを見てみますと、過去に取得した収集値から
60分後の値を予測していることがわかります。

また、変化量監視のオリジナルメッセージを見てみますと、こちらも同様に
過去に収集したデータをもとに、変化量、平均値、標準偏差を導出しています。

これらのデータをグラフ化するには、「性能」パースペクティブから、表示したい監視項目(監視項目ID)を選択し、
「近似直線表示」、「予測変動幅表示」にチェックを入れ、「適用」をクリックします。

グラフ化したものが、以下の図になります。

実線が取得したデータのグラフで、破線が過去のデータに基づく変化量、
カーソルを合わせている個所が、過去のデータに基づいて予測した次回の
取得値となっています。

いかがでしたでしょうか。

今回の設定はあくまで一例です。
将来予測監視の予測方法には、ほかにも多項式回帰(2次)、多項式回帰(3次)などが存在します。
必要に応じた予測方法を選択することが、Hinemosマスターへの一歩となることでしょう。

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