【Hinemos】REST通知機能を使用して監視結果をGoogle Chatに通知する

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■はじめに

こんにちは!

今回この記事では、REST通知を使用して、
監視結果をGoogle Chatに通知する方法についてご紹介いたします!

■REST通知機能とは

REST通知機能とは、各監視機能の監視結果やジョブの実行結果を、 RESTAPIの実行をもって通知する、通知機能です。
この機能により、監視結果やジョブの実行結果を外部ツールへ通知することができます。

■事前準備

本記事では下記の環境にて実施します。

・Hinemos ver7.1.1(Hinemosマネージャ、Hinemos webクライアント、Hinemosエージェント)インストール環境

・Google Chat

■Google Chat側の設定

まず、Google ChatにてIncoming Webhookの設定を行います。

1.通知させたいダイレクトメッセージまたはスペースに移動し、「アプリと統合」から「Webhookを追加」をクリックします。

Webhook追加方法1

 

2.任意の名前を設定し保存します。

Webhooka追加方法2

3.作成したWebhookのURLを控えます。

Webhook追加方法3

 

■Hinemos側の設定

次に、Hinemos側での設定手順について説明します。
今回は例として、Hinemosエージェント監視で「情報」と「危険」両方の監視結果を通知する設定を作成します。

  • RESTアクセスの設定

監視設定パースペクティブの監視設定[RESTアクセス]ビューより、以下の設定を作成します。

RESTアクセスビュー設定内容

[送信設定]タブ

RESTアクセスID:任意のID(今回は「REST_TEST」とします。)
URL:上記で控えたWebhookのURL
HTTPメソッド:POST
ボディ:今回は送信先サービスであるGoogle Chatのメッセージ形式に合わせて、
    Hinemosが通知データを送信する際のメッセージ内容(JSON形式)を以下のように定義しました。

 

置換文字列を利用することで文字列がそれぞれの監視結果に対応する内容に置換されます。
上記で使用した置換文字列の説明は以下になります。

・#[PLUGIN_NAME]:プラグイン名に置換
・#[PRIORITY]:重要度に置換
・#[GENERATION_DATE]:出力日時に置換
・#[MONITOR_ID]:監視項目IDに置換
・#[MESSAGE]:メッセージに置換

  • REST通知の設定

以下の設定内容のREST通知を作成します。

REST通知設定内容

通知ID:任意のID(今回は「REST_INFO」とします。)

[REST通知]

情報:チェックを入れ、上記で作成したRESTアクセスIDを選択します。
危険:チェックを入れ、上記で作成したRESTアクセスIDを選択します。

  • 監視設定

監視結果を通知させたい監視設定に、上記で作成したREST通知を選択します。
今回は、上述の通りHinemosエージェント監視を作成し設定します。

 

Hinemosエージェント監視設定内容

■通知結果

それでは実際に通知結果を見ていきます。
イベント通知とREST通知それぞれで、監視結果が「情報」「危険」の両方を確認します。

  • イベント通知

〇Hinemosエージェント監視の監視結果が「情報」の場合

監視結果1

〇Hinemosエージェント監視の監視結果が「危険」の場合

監視結果2

  • REST通知

〇Hinemosエージェント監視の監視結果が「情報」の場合

監視結果3

 

〇Hinemosエージェント監視の監視結果が「危険」の場合

監視結果4

 

■おわりに

以上が、HinemosでREST通知を設定し、Google Chatなどへ通知を送る手順です。
設定の流れを理解しておくと、さまざまな通知サービスに応用できます。
今回の設定では出力内容が少なめではありますが、
カスタマイズ次第でより多くの情報を出力させることもできます。
ぜひ、環境に合わせてカスタマイズしてみてください。

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