【Hinemos】マネージャのセルフチェック機能について
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Hinemosマネージャのあまり知られていない機能として、マネージャ自身の状態が健全かどうかをチェックするための**セルフチェック機能**があります。例えば、ログファイル監視等でログを検知して、マネージャが捌ききれないほど大量のイベント通知が出力された場合や、マネージャサーバのディスクの空き容量が少なくなった場合など、Hinemosマネージャの性能や動作に影響を及ぼす危険性が想定される状況になった場合に、このセルフチェック機能による警告イベントが出力されることがあります。
Hinemos 4.1の場合、セルフチェック機能による警告はINTERNALイベントの一種として、デフォルトでは監視[イベント]ビューとログファイル(hinemos_internal.log)へ出力されますが、常に大量のイベント通知が出力されるような運用環境では、セルフチェック機能の警告イベントが大量のイベント通知に埋もれてしまい、警告を見逃してしまう可能性があります。そのような事態を避けるためには、他の手段でも警告を行うよう設定しておくと良いと思います。
マネージャのINTERNALイベントを通知するデフォルト以外の方法として、
* 任意のsyslogサーバへsyslogメッセージを送信する
* 任意のメールアドレスへメールを送信する
* マネージャサーバ上で任意のコマンドを実行する
の3種類が用意されています。セルフチェック機能による警告を見逃さないようにするためには、少なくとも上記3つのうちいずれかを設定しておくことをお勧めします。ただし、syslogメッセージを送信する方法については、そのsyslogメッセージをHinemosのシステムログ監視で検知しても**意味がない**(マネージャに深刻な異常が発生していた場合にはそもそも検知できない可能性がある)ため、Hinemos以外の手段でsyslogメッセージを早期に検知する仕組みが必要です。
マネージャのセルフチェック機能については、管理者ガイドで詳しく説明されていますので、いちど目を通しておくことをお勧めします。
以上、簡単ですがマネージャのセルフチェック機能に関する話題をご紹介しました。