【Hinemos】プロセス監視を実施してみる

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■はじめに

今回、この記事ではHinemos ver.7.1 でプロセス監視を実施してみようと思います。

プロセス監視とは、SNMPポーリング、(一部UNIX環境ではWBEMポーリング)により、
管理対象ノード上で動作するプロセスの数を監視して、その結果を通知する機能です。

本記事ではApacheのプロセスを監視してみようと思います。

1.前提

以下の構成で進めていきます。

サーバA(OS : Red Hat Enterprise Linux 9)

  • ver.7.1 Hinemos Manager
  • ver.7.1 Hinemos Web Client

サーバB(OS : Red Hat Enterprise Linux 9)

  • ver7.1 Hinemos Agent
  • Apache/2.4.62

サーバAのHinemosでサーバBのApacheのプロセス数を監視します。

2.プロセス監視設定

「パースペクティブ」>「監視設定」を開き、プロセス監視設定を行います。

以下画像のように設定を実施しました。

プロセス監視設定

スコープは、今回の監視対象であるサーバBに該当するものを選択します。

プロセス数が1以上10未満の時は「情報」、10以上15未満の時は「警告」、
その他は「危険」で通知されるようにしました。

プロセス監視の監視対象のコマンドと引数を確認する方法は以下です。

〇コマンド

1.3.6.1.2.1.25.4.2.1.4(HOST-RESOURCES-MIB::hrSWRunPath)に対する
ポーリング実行結果から「コマンド」を特定します。

ここで出力された【コマンドパス名】に対して、 「コマンド」欄で設定されている正規表現でマッチング処理が実行されます。

Example.

 

〇引数

1.3.6.1.2.1.25.4.2.1.5(HOST-RESOURCES-MIB::hrSWRunParameters)
に対するポーリング実行結果から「引数」を特定します。

ここで出力された【起動パラメータ】に対して、 「引数」欄で設定されている正規表現でマッチング処理が実行されます。

Example.

 

3.監視結果

〇通常時

通常時の監視結果は以下のようになりました。

通常時のプロセス監視結果

psコマンドで実際のプロセス数を確認してみます。

問題なく監視できているようです。

〇プロセス数増加時

警告ステータスで通知される程度にプロセス数を増加させた場合も、
想定通り「警告」ステータスで通知されました。

プロセス数増加時のプロセス監視結果

〇プロセスが存在しない場合

プロセスが存在しない場合、想定通り「危険」ステータスで通知されました。

プロセスが存在しないときのプロセス監視結果

■おわりに

この記事ではHinemos ver.7.1 のプロセス監視にてApacheのプロセス数を監視してみました。

参考になれば幸いです。

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