【Hinemos】ジョブを用いて、別のマネージャの起動・停止制御を行う

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■はじめに

こんにちは、
ジョブを用いて、別のマネージャの起動・停止制御を行う方法について
紹介いたします。

本記事では、
別のマネージャの起動・停止制御の結果について、
監視を用いて起動・停止制御できているか判断いたします。

具体的な手順は以下となります。

  1. Hinemosマネージャの起動・停止制御をコマンドジョブを用いて実行する
  2. 実行結果のステータスをコマンドジョブで確認する
  3.  確認したステータスをファイル出力する
  4. ログファイル監視を用いて、3. で出力されたステータスをもとに
    Hinemosマネージャが起動状態か停止状態か確認する

それでは実際に設定、動作させていこうと思います。

 

1.事前準備

●環境

環境A. Hinemosマネージャ RHEL8
環境B. HinemosWebクライアント RHEL8
環境C. Hinemosマネージャ、Hinemosエージェント RHEL8(同居)
※Hinemosエージェントは、「環境A. Hinemosマネージャ」と疎通がとれるように設定してください。
「環境C. Hinemosマネージャ」をジョブで起動、停止します。

●リポジトリへのノード登録

各コンポーネントが起動していることを前提とします。
「環境B. HinemosWebクライアント」より、「環境A. Hinemosマネージャ」にログインします。

リポジトリパースペクティブにて、
「環境C. Hinemosマネージャ、Hinemosエージェント(同居)」をリポジトリに登録します。

リポジトリ〔エージェント〕ビューを確認し、
「環境C. Hinemosエージェント」と「環境A. Hinemosマネージャ」の疎通がとれていることを確認してください。

●イベント通知設定

監視設定[通知]パースペクティブにて以下の図のようにログファイル監視を設定してください。
※図に乗せている箇所以外はデフォルトの設定

notify_eventの設定

●監視設定

監視設定[一覧]パースペクティブにて以下の図のようにログファイル監視を設定してください。
Hinemosマネージャの制御結果は、後述のジョブ設定により、
/root/result.txtに出力されます。
本設定では、上記出力結果をもとに制御結果の判定を行います。
起動状態は通知:情報
低状態は通知:警告
イベント通知に出力されるように設定します。
※図に乗せている箇所以外はデフォルトの設定

monlog_fileの設定



●ジョブの設定

ジョブ設定パースペクティブにて以下の図のようにジョブを設定してください。
※図に乗せている箇所以外はデフォルトの設定
 各ジョブユニット(JU_restart等)すべて、指定はございません。
 各ジョブユニット(JU_restart等)配下のコマンドジョブ:CMD_manager_status
 は待ち条件がCMD_restart、CMD_start、CMD_stopが正常に終了することを契機にジョブが実行されるように
 設定してください。
 ここでは、CMD_restart配下のCMD_manager_statusの設定を載せています。

ジョブ設定一覧

CMD_manager_statusの設定(Hinemosマネージャの制御結果をファイルへ監視先のファイルへ出力)
ファイル出力のタブから標準出力をファイルへ出力する設定が可能となります。


CMD_restartの設定(Hinemosマネージャの再起動)

CMD_startの設定(Hinemosマネージャの起動)

CMD_stopの設定(Hinemosマネージャの停止)

2.ジョブの実行

●ジョブを用いたHinemosマネージャの停止

〇手順1
ジョブ設定パースペクティブより「ジョブユニット:JU_stop」を実行してください。

〇手順2
監視履歴パースペクティブより重要度:警告にて Active: inactive (dead)
と通知が出力されていることを確認。
確認できれば、Hinemosマネージャの停止が成功しています。

●ジョブを用いたHinemosマネージャの起動

〇手順1
ジョブ設定パースペクティブより「ジョブユニット:JU_start」を実行してください。

〇手順2
監視履歴パースペクティブより重要度:情報にて Active: active (running)
と通知が出力されていることを確認。
確認できれば、Hinemosマネージャの起動が成功しています。

●ジョブを用いたHinemosマネージャの再起動

〇手順1
ジョブ設定パースペクティブより「ジョブユニット:JU_restart」を実行してください。

〇手順2
監視履歴パースペクティブより重要度:情報にて Active: active (running)
と通知が出力されていることを確認。
確認できれば、Hinemosマネージャの再起動が成功しています。

 

■おわりに

以上、ジョブを用いて、別のマネージャの起動・停止制御を行うことについての紹介でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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