【Hinemos 4.1】ジョブの多重度について

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Hinemos 4.1から、ノード毎に実行中ジョブの多重度(同時実行数)を制限できるようになっています。例えば、WebサーバやDBサーバなどの高い即応性が求められるサーバ上で、多数のジョブ実行によりパフォーマンスが低下することが懸念されるような場合などに、そのノードのジョブ実行多重度を制限しておくことで、パフォーマンスの低下を回避することが可能です。

下図は、実際にノードに多重度を設定してジョブを実行した例です。上のノードは多重度を3、下のノードは多重度を5に設定し、3分間sleepするジョブを6つ、(ほぼ)並列で実行した直後の状態を表示しています。”run=N”は実行中のジョブの数、”wait=N”は多重度の上限を超えたために待ち状態となっているジョブの数を表します。

それから3分少々後のジョブ[ノード詳細]ビューをみると、2つのノードでジョブの”開始・再実行日時”や”実行状態”が違うことが確認できます。具体的には、上のノード(多重度3)は”開始・再実行日時”が下のノード(多重度5)のそれよりも約3分遅れており、今まさに実行中の状態であることが分かります。

最後になりましたが、ジョブの多重度は、リポジトリ[ノードの作成・変更]ダイアログ上で設定します。デフォルトでは”0″(無制限)に設定されますが、前述のように、ジョブの多重実行による負荷上昇を回避したいノードには、下図のように”ジョブ – ジョブ多重度”に適切な数値を設定します。

以上、簡単ですがジョブの多重度についてご紹介しました。

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