【Hinemos ver.7.0新機能】REST通知機能を使ってHinemosの監視結果をSlackへ通知してみる
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目次
■はじめに
1. REST通知機能とは
●概要
2. 準備
3. Slack側の設定
4. Hinemos側の設定
●RESTアクセスの設定
●REST通知の設定
●監視設定
5. 実行してみる
■ おわりに
■はじめに
こんにちは。
今回、この記事ではHinemos ver.7.0.0で新たに追加された、REST通知機能を用いてHinemosの監視結果をSlackへ通知してみようと思います。
1.REST通知機能とは
●概要
REST通知機能とは、各監視機能の監視結果やジョブの実行結果を、 RESTAPIの実行をもって通知する通知機能です。
この機能により、他ツールへの監視結果の通知を、今までよりも簡単に行うことができるようになりました。
それでは早速、Slackへ通知を飛ばしてみようと思います。
2.準備
以下の環境を準備します。
-
- Hinemos ver.7.0.0のManager,Agent,Clientがインストールされた環境
- Slack
3.Slack側の設定
“Incoming Webhook”の設定を行います。
- slack app directory から“Incoming Webhook”を検索し、「slackへ追加」をクリックします。
- 通知したいチャンネルを選択し、「Incoming Webhook インテグレーションの追加」をクリックします。
- Webhook URLを控えます。
4.Hinemos側の設定
●RESTアクセスの設定
まずはRESTアクセスの設定を行います。
今回は簡単に、エージェント監視の結果を通知してみようと思います。
slack API のAttachmentを利用すると投稿するメッセージに装飾が可能なので、重要度によってメッセージの色を変えたいと思います。
よって、エージェント監視の重要度は情報と危険の2つのため、RESTアクセス情報を二つ作成します。
-
- 「監視設定」の「監視設定[RESTアクセス]」から新規に作成を行います。
- RESTアクセス情報[作成・変更]ダイアログが開かれますので、必須項目を入力していきます。
- RESTアクセスID:任意のID(今回は”SLACK_NOTICE_INFO”と”SLACK_NOTICE_CRITICAL”)を入力します。
※RESTアクセスを利用する機能では、このIDを指定することでRESTアクセスの選択を行います。 - URL:先ほど控えたSlackのWebhook URLを入力します。
- HTTPメソッド:今回はPOSTを選択します。
- ボディ:今回は以下のようにしました。
○ SLACK_NOTICE_INFO
123456789101112{"attachments":[{"fallback":"#[PLUGIN_NAME]","color": "#36a64f","pretext":"#[PLUGIN_NAME]","text": "日時:#[GENERATION_DATE]\r\n重要度:#[PRIORITY]\r\nメッセージ:#[MESSAGE]\r\n"}]}
○ SLACK_NOTICE_CRITICAL
123456789101112{"attachments":[{"fallback":"#[PLUGIN_NAME]","color": "#e92b2b","pretext":"#[PLUGIN_NAME]","text": "日時:#[GENERATION_DATE]\r\n重要度:#[PRIORITY]\r\nメッセージ:#[MESSAGE]\r\n"}]}
上記で使用した置換文字列の説明は以下になります。- #[PLUGIN_NAME]:プラグイン名に置換(今回はエージェント監視を通知させるので、置換後は「Hinemosエージェント監視」となります。)
- #[GENERATION_DATE]:出力日時に置換
- #[PRIORITY]:Hinemosマネージャのlocaleの言語にあわせた重要度に置換
- #[MESSAGE]:メッセージに置換
- RESTアクセスID:任意のID(今回は”SLACK_NOTICE_INFO”と”SLACK_NOTICE_CRITICAL”)を入力します。
- 入力が終わったら「OK」をクリックします。
- 「監視設定」の「監視設定[RESTアクセス]」から新規に作成を行います。
●REST通知の設定
続いてREST通知の設定を行います。
- 「監視設定」の「監視設定[通知]」から新規に作成を行います。
- ダイアログが開かれますので、必須項目を入力していきます。
- 通知ID:任意のIDを入力します。
- REST通知 情報:通知にチェックを入れ、RESTアクセスIDに先ほど作成した”SLACK_NOTICE_INFO”を選択します。
- REST通知 危険:通知にチェックを入れ、RESTアクセスIDに先ほど作成した”SLACK_NOTICE_CRITICAL”を選択します。
- 上記以外の項目は用途に合わせて設定してください。
- 入力が終わったら「OK」をクリックします。
●監視設定
今回は簡単に、エージェント監視を行います。
通知の項目に先ほど作成したREST通知を設定してください。
5.実行してみる
エージェントが正常に動いてる場合と停止している場合で確認します。
○エージェントが正常に動作している場合
○エージェントを停止させた場合
無事通知できていますね!
■おわりに
この記事ではHinemos ver.7.0.0で新たに追加された、REST通知機能を用いてHinemosの監視結果をSlackへ通知してみました。
少しでも参考になれば幸いです。