【Hinemos】監視復旧後に情報通知を出力してみる

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■はじめに

今回は、Hinemosの監視が障害から復旧した際に出力する情報通知についてご紹介しようと思います。
障害発生時に、危険や警告の監視結果をメール等で通知するように設定するケースが多いかと思います。
その後、障害が復旧し監視が情報ステータスへ戻った際に、復旧のお知らせとして情報通知を出力させる方法を記載していきます。

○監視設定

今回は、簡単に以下のようなPING監視を使用していきます。
通知は、この後設定する通知を紐づけています。

01.PING監視設定

 

○通知設定

今回は、例としてイベント通知を設定いたします。
以下のような条件で通知を設定していきます。

  • 障害の際にすぐに気づけるよう警告、危険、不明の通知は抑制しない
  • 障害復旧がわかるように、復旧後の情報通知を受け取る
  • 普段の情報通知は、他重要度の通知が埋もれる原因になるため制御する

“情報”通知とその他通知を別々の条件で制御するため、警告・危険・不明用通知と、情報用通知で設定を分けます。

●警告・危険・不明用通知

まず、監視で異常が発生した際に出力する警告・危険・不明用の通知を作成して行きます。
今回は、わかりやすく抑制しない以下のような通知を設定します。
・重要度変化後の初回通知:同じ重要度の監視結果が1回以上連続した場合に初めて通知する
・重要度変化後の二回目以降の通知:常に通知する
・重要度
-情報 :通知しない
-警告 :通知する
-危険 :通知する
-不明 :通知する

02.通知設定_警告、危険、不明

●情報用通知

次に、障害が復旧した後の情報通知を出力する用の通知を作成していきます。
・重要度変化後の初回通知:同じ重要度の監視結果が1回以上連続した場合に初めて通知する
・有効にした直後は通知しない:チェック
(メンテナンス等で、通知設定または監視設定を無効から有効にした際の初回通知を抑制することが可能です。)
・重要度変化後の二回目以降の通知:通知しない
(“通知しない”制御をすることで復旧時以外の通知は出力されず、他重要度の通知が埋もれないようにしています。)
・重要度
-情報 :通知する
-警告 :通知しない
-危険 :通知しない
-不明 :通知しない

03.通知設定_情報

○障害を復旧させて通知結果を見る

●通常時

まず、通常時の通知を見てみます。
イベント通知は有効にした直後は通知しないにチェックを入れているため、特にイベント通知は出力されません。
ステータス通知では制御を行っていませんので、以下のように情報通知が出力されています。

04.ステータス通知_障害前

●障害発生時

PING監視で危険になるように操作します。
操作後に監視間隔の1分ごとイベント通知が“危険”で通知されています。

05.イベント通知_障害時

●障害復旧時

障害を復旧させ、5分ほど経過させました。
復旧後に一度のみ情報の通知が出力され、その後は出力されていません。

06.イベント通知_障害復旧後

今回は、見やすいようイベント通知を設定しましたが、
メール通知等も同様の制御で復旧後の情報通知を出力することが可能です。

■おわりに

今回は、監視復旧後に情報通知を出力するように設定してみました。
通知設計の際の参考になれば幸いです。

 

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