【Jenkinsに入門してみた】リポジトリへアクセスするための設定

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この記事は2年以上前に書かれたものです。情報が古い可能性があります。

前回、Gitリポジトリを作成しましたが、JenkinsがGitリポジトリを参照するためには、いくつかの手順が必要になります(これを調べるのに、かなり悪戦苦闘してしまいました…)。

まず、Jenkinsの管理画面上で「新しいジョブ」のリンクをクリックします。

遷移先の画面で、ビルド用のジョブの名前と種類を設定します。ここでは、”hello_job”という名前の、「フリースタイル・プロジェクトのビルド」を作成してみます。

遷移先の画面では、プロジェクトの説明、関連付けるSCM、ビルドのトリガー、ビルド時の実行コマンド等の詳細な設定を行います。ひとまず、「ソースコード管理」は”Git”を選択し、リポジトリのURLに以下のように設定します。

「認証情報」は、リポジトリにアクセスするための認証情報です。”追加”->”Jenkins”をクリックし、ポップアップ画面上で、SSHでアクセスするためのユーザーIDとパスワードを設定します。

「ソースコード管理」の画面に戻ったら、先ほど作成した認証情報を選択します。これで、リポジトリURL、認証情報いずれも正しく設定できていますが、”Host key verification failed”のようなエラーが表示され、リポジトリにアクセスできません。これは、Jenkinsを動作させているユーザー(jenkins)が、自サーバへsshでアクセスするためのホスト鍵が未登録であることが原因です。

この問題を解決するためには、jenkinsユーザーとしてサーバへログインし、ホスト鍵をknown_hostsに登録する必要があります。以下のように、suでjenkinsユーザーになったうえで、自サーバへsshでログインします(ここでは、便宜上rootでログインしています)。

これで、自サーバのホスト鍵がjenkinsユーザーのknown_hostsに登録されました。ただし、これでもまだ不十分です。rootユーザーのauthorized_keysに、jenkinsユーザーの公開鍵を登録する必要があります。

これで、晴れてJenkinsがGitリポジトリにアクセスできるようになりました。

今回はここまでです。次回は、Jenkins上でビルド用のジョブを登録し、実際にジョブを動かしてビルドを行ってみたいと思います。

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