【RHEL7】freeコマンドについて

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REHL7.1でインストールされるprocps-ng-3.3.10以降のfreeコマンドでは、従来のfreeコマンドと出力される内容が異なっていました。

・従来のfreeコマンドの実行結果

・procps-ng-3.3.10以降のfreeコマンド実行結果

大きな変更点としては、-/+ buffers/cacheの列が無くなった、availableという項目が加わったという点でしょうか。
他にも軽く調べたところ、usedに出力される値の算出方法も従来のfreeコマンドとは異なっているようです。

・従来のusedの算出方法

・procps-ng-3.3.10以降のusedの算出方法

ちなみに、Hinemosのリソース監視の監視項目の”メモリ使用率(実メモリ)”や”実メモリ中のメモリ使用率(ユーザ)”では、従来のfreeコマンドのMem列や-/+ buffers/cache列のusedと同等のメモリ使用率が算出されます。
(HinemosではSNMPやWBEMを利用してメモリ情報を取得しているため、厳密には同じでは無いですが。)

もし、「procps-ng-3.3.10以降のfreeコマンドのusedと同等のメモリ使用率を監視したい!」という場合は、次のようなスクリプトを用意して、カスタム監視を実行するとよいでしょう。

実行結果は次のようになります。

以上、簡単ですがfreeコマンドとリソース監視についての紹介でした。
(担当:KY)

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