【Vim】 ファイルを開く際のファイル名補完をbashのように行う
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既に起動しているVimで新たにファイルを開くときに、対象ディレクトリにファイルが複数ある場合、先頭の文字を何文字か入力してTABキーで補完すると、デフォルトの設定では、入力した文字列にマッチしたファイルがTABキーを押すごとに順番に表示されます。これはこれで便利なのですが、ファイル数が多い場合などはTABキーを押す回数が増えてしまうため、できればbashなどのように、共通する文字までを補完した上で、候補を一覧表示するようにして欲しいところです。
このような場合、wildmode
というパラメータを設定することで、TABキーによる補完の挙動をカスタマイズすることができます。.vimrc
へ、以下のように設定します。
1 |
set wildmode=list:longest |
上記の設定は、ヘルプでは以下のように記載されています(ちなみに、デフォルトではwildmode=full
が設定されているようです)。
1 2 |
"list:longest" When more than one match, list all matches and complete till longest common string. |
これは、期待できそうです。
早速、.vimrc
に上記の設定を行い、コマンドラインでファイル名を補完してみました。
上記のとおり、望む挙動になりました。これなら、次に入力すべき文字を一覧から探すことができ、TABキーを押す回数も最小限に抑えられそうです。
以上、Vimに関する簡単なTipsをご紹介しました。