Linux版 Hinemos ver.7.0 にHAオプションをインストールしてみた

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■はじめに

こんにちは。

今回、この記事ではHinemos ver.7.0 にHAオプションをインストールしてみようと思います。
HAオプションとは2台のHinemosマネージャをクラスタ化し、Hinemosの可用性を高めるためのオプションとなっています。


もしも、運用中に片方のHinemosマネージャサーバに物理的な故障が発生しても、もう片方で監視やジョブを引き続き実行することが可能になります。
それではやっていきましょう。

 

1.準備物

以下のものを使用します。

  • Hinemos Manager(ver.7.0.1)がインストールされた環境×2
  • Hinemos Webクライアント
  • Hinemos HA パッケージ(ver.7.0.b)

今回使用するマネージャサーバの情報は以下になります。

マネージャサーバ1系
OS:RHEL 7
Hinemos ver.7.0.1
SIP:192.168.142.10

マネージャサーバ2系
OS:RHEL 7
Hinemos ver.7.0.1
SIP:192.168.142.20

2.HAオプションのインストール

二つのHinemos Manager(ver.7.0.1)がインストールされた環境にそれぞれHAオプションをインストールします。
インストールする環境にはパッケージ「wget」がインストールされていることを確認してください。

# yum install -y wget

パッケージを任意のディレクトリ(今回はtmp/pkg/配下)に格納し、cdコマンドでパッケージを格納したディレクトリへ移動します。
rpmコマンドでHAオプションをインストールします。

# rpm -ivh hinemos-7.0-manager-ha-7.0.b-1.el7.noarch.rpm

※マネージャサーバ1系、2系両方にインストールします。

3.初期セットアップ

マネージャサーバ両系において、コンフィギュレーションスクリプトを実行します。

マネージャサーバ1系の場合

最後に、これまでに入力した値を確認できます。 環境に適した値であることを確認した上でYを入力してください。
なお、この時点では入力した値は設定ファイルに反映されていないため、 Nを入力し、再度コンフィギュレーションスクリプトを 実行することで初期セットアップをやり直せます。

マネージャサーバ2系でも同様にコンフィギュレーションスクリプトを実行していきます。

マネージャサーバ2系の場合

3.Hinemos Managerの起動

それではいよいよ、Hinemos Managerを起動していきます。
マネージャサーバ1系から起動します。
以下コマンドを実行し、Hinemos Managerを起動していきます。

同様にマネージャサーバ2系も起動します。
両系のHinemos Managerを立ち上げた後、以下コマンドにてHA構成の状態確認を行います。

マネージャサーバ1系の場合

マネージャサーバ2系の場合

無事HA構成となっていることが確認できました。
片系のみ(Master)立ち上がっている場合以下のようになり、
マネージャが立ち上がっていないサーバでstatusコマンドを実行するとCluster Controller is stopped.となります。

以下片系のみ立ち上がっている場合

startコマンドでマネージャが立ち上がらず、statusコマンドでCluster Controller is stopped.となる場合はコンフィギュレーションスクリプト実行時の設定を見直してください。

3.Hinemos Webクライアントへアクセス

Webクライアントへアクセスします。

以下コマンドでWebクライアントのstatusを確認します。
Active: active (running)となっていればOKです。

ブラウザを立ち上げて、FIPで設定したIPアドレスへアクセスするとログイン画面が表示されます。

  • ユーザID
    デフォルトの「hinemos」を入力します。
  • パスワード
    「hinemos」ユーザのデフォルトパスワードの「hinemos」を入力します。
  • 接続先URL
    「http://{FIPに設定したアドレス}:8080/HinemosWeb/」を入力します。

無事ログインできました。

※監視履歴にて、両系が立ち上がっているにもかかわらず、StandbyサーバにてINTERNALメッセージが出力され重要度が「危険」となっている場合は、
両系のシステム時刻がずれている可能性があります。

メッセージ例

両系の時刻を確認して時刻がずれている場合は、両系サーバを停止の上、時刻を再設定してください。

4.手動フェイルオーバ

次に、主導でフェイルオーバを行って、Standbyサーバ(マネージャサーバ2系)がMastaerサーバへ昇格するか確認します。

現在のMasterサーバ(マネージャサーバ1系)にて以下コマンドを実行し、マネージャを停止させます。

statusコマンドにて停止していることを確認します。

Standbyサーバ(マネージャサーバ2系)がMastaerサーバへ昇格しているか確認します。

Masterサーバへ昇格していますね。

Webクライアントの監視履歴を確認すると、一連の過程が出力されていることを確認できます。

■おわりに

この記事では、Hinemos ver.7.0.1 Linux版マネージャへミッションクリティカルオプションをインストールし、
手動フェイルオーバを実施してStandbyサーバがMasterサーバへ切り替わること確認しました。
少しでも参考になれば幸いです。

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