【Hinemos】監視ジョブについて

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今回は、Hinemos6.0からの新機能である監視ジョブをご紹介いたします。

ジョブは、あらかじめHinemosに登録しておいた監視設定とその結果を用いて、
後続のジョブの実行制御を可能とします。
今回は下記のように設定し、検証いたしました。

1.設定

①Hinemosクライアントの監視設定から、ログファイル監視を選択し、
以下のような監視設定を作成、登録します。

 

logfile_error:
指定した文字列がログに出力されたとき、重要度を「危険」として通知するように設定します。

logfile_info:
指定した文字列がログに出力されたとき、重要度を「情報」として通知するように設定します。

 

②次にジョブ設定から、以下のようなジョブを登録します。

job_unit:
下記の2つのジョブを内包するジョブユニットを作成します。

monitor_job:
監視タブで、①で登録したログファイル監視を指定します。
監視結果に「危険」判定が出た場合、終了状態を「異常」として通知するように設定します。

Job_X:
monitor_jobの後続ジョブとして設定します。
moitor_jobの終了状態が「異常」だった場合、メールを送信するコマンドを実行します。

③最後にjob_unitを実行し、コンソール上でlogfile_errorとlogfile_infoで指定した文字列をログに出力します。

 

2.実行結果

・logfile_errorで指定した文字列を出力した場合
後続ジョブのJob_Xが実行され、メールが送信されました。

 

・logfile_infoで指定した文字列を出力した場合
監視ジョブは実行されましたが、「条件未達成」となり、Job_Xは実行されません。

 

いかがでしたでしょうか。
監視ジョブはリソース監視やJMX監視などにも対応しておりますので、設定次第で多種多様な使い方が可能です。
もちろん、以前ご紹介した承認ジョブなど、他のジョブと組み合わせることもできます。

以上、監視ジョブのご紹介でした。

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