【Hinemos ver.7.0】log4j2を編集して、Hinemosのログファイルを日次ローテートしてみる
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■はじめに
以前にHinemosエージェントログの日次ローテートについて、ご紹介しました。
https://atomitech.jp/hinemos/study/component/agent-logs/
しかし、Hinemos ver.7.0からはログの出力に使っているライブラリがlog4jではなく、log4j2に変更されているため設定方法が変わっています。
そのため、今回はHinemos ver.7.0でHinemosのログファイルを日次ローテートする方法をご紹介します。
1.Hinemosエージェントのlog4j2.propertiesの編集
Hinemosエージェントのログを日次でローテートする際には、log4j2.propertiesファイルを以下のように修正します。
編集前
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appender.file.policies.type=Policies appender.file.policies.size.type=SizeBasedTriggeringPolicy appender.file.policies.size.size=20MB appender.file.strategy.type=DefaultRolloverStrategy appender.file.strategy.max=4 rootLogger.level=info rootLogger.appenderRef.file.ref=file logger.file.name=com.clustercontrol logger.file.additivity=false logger.file.appenderRef.file.ref=file appender.file.fileName=${sys:hinemos.agent.log.dir}/agent.log appender.file.filePattern=${sys:hinemos.agent.log.dir}/agent.log.%i |
編集後
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appender.file.policies.type=Policies appender.file.policies.time.type=TimeBasedTriggeringPolicy rootLogger.level=info rootLogger.appenderRef.file.ref=file logger.file.name=com.clustercontrol logger.file.additivity=false logger.file.appenderRef.file.ref=file appender.file.fileName=${sys:hinemos.agent.log.dir}/agent.log appender.file.filePattern=${sys:hinemos.agent.log.dir}/agent.log.%d{yyyy-MM-dd} |
上記のように編集後、Hinemosエージェントを再起動することで設定が適用されます。
日次ローテートすると、agent.logファイルは”agent.log.yyyy-MM-dd”というファイル名で出力されるようになります。
2.実機での確認
2-1.Hinemosエージェントでの確認
実際に実機で確認してみます。
1.修正前は次のようになっています。
2.日次ログローテートするように次のように修正しました。
3.修正後にHinemosエージェントを再起動します。
4.1日待ってログローテートされているか確認したところ、ログローテートされていることを確認できました。
2-2.リッチクライアントでの確認
リッチクライアントでも日次ログローテートされるように設定してみます。
1.修正前は次のようになっています。
2.日次ログローテートするように次のように修正しました。
3.1日待ってリッチクライアントを起動し、ログローテートされているか確認したところ、
ログローテートされていることを確認できました。
■おわりに
今回はlog4j2を修正してHinemosのログを日次ローテートする方法についてご紹介しました。
ぜひ活用してみてください。