実行条件を指定したジョブの連続実行のご紹介
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こんにちは。
実行条件を指定したジョブの連続実行についてご紹介いたします。
Hinemosは後続するジョブの起動の有無を
先行するジョブの処理結果の値(終了状態もしくは終了値)により指定し、
1つのジョブの終了時に、複数のジョブが開始するように指定することができます。
また、待ち条件として、先行ジョブのジョブ(終了状態)、ジョブ(終了値)、
時刻、セッション開始後の時間(分)、ジョブ変数、セッション横断ジョブ(終了状態)、
セッション横断ジョブ(終了値)、を判定基準としてジョブを実行できます。
待ち条件に時刻やセッション開始後の時間を指定した場合、
指定した時刻を過ぎていれば、待ち条件を満たしたと判定されます。
今回は、承認ジョブの実行結果によって、後続のジョブを実行します。
1. リポジトリにHinemosエージェントがインストールされているノードを登録する
2. Hinemosエージェントが起動しているか確認する
3. ジョブを登録する
以下が今回のジョブの構成です。
ジョブユニットの配下に、
承認ジョブを一つ。
承認ジョブの承認が通った場合に実行されるコマンドジョブを一つ。
承認ジョブの承認が通らなかった場合に実行されるコマンドジョブを一つ。
●「承認ジョブの内容(Approval)」
承認ジョブ作成時のデフォルトの内容に以下の設定を加える
・承認依頼分を記載。
●「承認ジョブの承認が通った場合に実行されるコマンドジョブ(Approval_OK)」
コマンドジョブ作成時のデフォルトの内容に以下の設定を加える
・待ち条件:承認ジョブが正常終了した場合に実行
・条件を満たさなければ終了するの終了状態:正常
・条件を満たさなければ終了するの終了値:0
・コマンド:1.でリポジトリに登録したノードをスコープに設定。起動コマンド(echo OK)を設定
●「承認ジョブの承認が通らなかった場合に実行されるコマンドジョブ(Approval_NG)」
コマンドジョブ作成時のデフォルトの内容に以下の設定を加える
・待ち条件:承認ジョブが異常終了した場合に実行
・条件を満たさなければ終了するの終了状態:正常
・条件を満たさなければ終了するの終了値:0
・コマンド:1.でリポジトリに登録したノードをスコープに設定。起動コマンド(echo NG)を設定
4. ジョブユニット(JU01)を実行し、承認ジョブを承認する
ジョブユニットを実行する。
ジョブユニット(JU01)を実行すると、承認パースペクティブに承認依頼が表示されるため、
承認依頼をダブルクリックし、承認ボタンをクリックする。
ジョブ履歴パースペクティブのジョブ履歴[ジョブ詳細]ビューから、ジョブの終了状態が
ジョブユニット(JU01):正常
承認ジョブ(Approval):正常
コマンドジョブ(Approval_OK):正常
コマンドジョブ(Approval_NG):正常(条件未達成)
ジョブ履歴パースペクティブのジョブ履歴[ジョブ詳細]ビューの
コマンドジョブ(Approval_OK)、コマンドジョブ(Approval_NG)をそれぞれクリックし、
ジョブ履歴パースペクティブのジョブ履歴[ノード詳細]ビューから、
終了状態が以下となっていることを確認する。
・コマンドジョブ(Approval_OK)の実行状態が終了
・コマンドジョブ(Approval_NG)の実行状態が待機
5. ジョブを実行し、承認ジョブを却下する
ジョブユニットを実行する。
ジョブユニット(JU01)を実行すると、承認パースペクティブに承認依頼が表示されるため、
承認依頼をダブルクリックし、却下ボタンをクリックする。
ジョブ履歴パースペクティブのジョブ履歴[ジョブ詳細]ビューから、ジョブの終了状態が
ジョブユニット(JU01):正常
承認ジョブ(Approval):異常
コマンドジョブ(Approval_OK):正常(条件未達成)
コマンドジョブ(Approval_NG):正常
ジョブ履歴パースペクティブのジョブ履歴[ジョブ詳細]ビューの
コマンドジョブ(Approval_OK)、コマンドジョブ(Approval_NG)をそれぞれクリックし、
ジョブ履歴パースペクティブのジョブ履歴[ノード詳細]ビューから、
終了状態が以下となっていることを確認する。
・コマンドジョブ(Approval_OK)の実行状態が待機
・コマンドジョブ(Approval_NG)の実行状態が終了
以上、簡単でしたが、実行条件を指定したジョブの連続実行のご紹介になります。