■はじめに
この記事では、ミッションクリティカル機能を利用し、HinemosエージェントサーバがHA構成となっている環境において
Masterサーバでの実行を前提としているジョブを実行する際、Masterサーバに障害が起き、Hinemosエージェントが
停止した場合にジョブの実行先をStandbyサーバに切り替える方法をご紹介します。
■構成
まず、前提となるサーバの構成は以下になります。
・Hinemosマネージャサーバ
・Hinemosエージェントサーバ(Master)
・Hinemosエージェントサーバ(Standby)
また、今回設計するジョブの構成は以下になります。
ジョブユニット
┗ジョブネット
┣監視ジョブ(Hinemosエージェント監視、スコープ:Hinemosエージェントサーバ(Master))
┣コマンドジョブ(待ち条件:監視ジョブの正常終了、スコープ:Hinemosエージェントサーバ(Master))
┗コマンドジョブ(待ち条件:監視ジョブの異常終了、スコープ:Hinemosエージェントサーバ(Standby))
こちらのジョブ構成の設定方法について、以下に詳しくご説明します。
■設定方法
1.HinemosマネージャにHinemosエージェントのMasterサーバとStandbyサーバをそれぞれ物理IPアドレスで登録する
まず、Hinemosエージェントが導入されている各サーバをHinemosマネージャに登録します。
ここでは、Masterサーバを「Masteragent」、Standbyサーバを「Standbyagent」というファシリティIDで
登録します。

2.Hinemosエージェント監視を作成し、Masterサーバを監視する
Masteragentの死活を監視するHinemosエージェント監視を作成します。
こちらは手順3にて監視ジョブに利用する監視設定のため、監視・収集は無効になっていても問題ございません。
3.監視ジョブを作成し、Hinemosエージェント監視を指定する
先行ジョブとして、監視ジョブを登録し、手順2で作成したHinemosエージェント監視を指定します。

4.コマンドジョブを用意する
実際に実行したいコマンドジョブを登録します。
このとき、ジョブをコピーして、同じコマンド内容のジョブを2つ作ります。
それぞれの待ち条件とスコープは以下の様に設定します。
①待ち条件:監視ジョブの正常終了、スコープ:Masteragent
②待ち条件:監視ジョブの異常終了、スコープ:Standbyagent
①待ち条件

①スコープ

②待ち条件

②スコープ

■実際の動作
では、上記で設定したジョブを実際に動かしてみましょう。
1.Masteragentが正常に動作している場合
Masteragentが正常に動作している場合には、コマンドジョブはMasteragentにて実行されます。

2.Masteragentが停止している場合
Masteragentが停止している場合には、コマンドジョブはStandbyagentにて実行されます。

■おわりに
以上、HinemosエージェントがHA構成の場合において、Hinemosエージェントの死活状態によってジョブの実行先を
切り替える方法をご紹介しました。
この記事の内容が参考になれば幸いです。
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