投稿日: 2022年4月12日


いいね!
読み込み中...

Hinemosの時刻、タイムゾーン変更の動作について

今回は、Hinemosの時刻、またはタイムゾーンを変更する場合に用いる、
Hinemosプロパティ「common.time.offset」と「common.timezone」について紹介していきます。

Hinemosプロパティには、上記二つの時刻に関する設定があり、
違いは何だろうと考える機会があったので、調査した内容をまとめていきます。

■目的の違い

● [common.time.offset]OSのシステム時刻を変更せず特定の日時で動作させる

以前の記事「Hinemosの時刻について」にあるように、
Hinemosはマネージャの「Hinemos時刻」を使用して監視管理やジョブの起動制御を行っています。

「Hinemos時刻」は、以下の計算式で算出されます。

「Hinemos時刻」=「OSのシステム時刻」+「common.time.offset」 *1の値

OSのシステム時刻から差分の値をミリ秒で指定するため、
1時間先に設定する場合は、”1*60*60*1000″の値で、以下のように設定します。

例:OSのシステム時刻よりも1時間先に設定する場合
common.time.offset=3600000

設定の反映にはHinemosマネージャの再起動が必要です。

●[common.timezone]Hinemos各コンポーネントを統一のタイムゾーンで動作させる

[common.timezone]*2は、Hinemosマネージャ、エージェント、クライアントの基準となるタイムゾーンをHinemosマネージャで設定したい場合に利用できます。

UTC時間からの時差の時間をミリ秒で設定するため、
日本(UTC+9:00)のタイムゾーンより一時間先のオーストラリアシドニー場合は、
“10*60*60*1000″の値で、以下のように設定します。

例:オーストラリアシドニーに設定する場合
common.timezone=36000000

設定の反映にはHinemosマネージャの再起動が必要です。

■動作の違い

実際に、監視・ジョブを動作させ、以下2パターンの時刻で動作を確認していきます。

1⃣[ommon.time.offset]を1時間先に設定の場合

Hinemosプロパティの設定:common.time.offset=3600000

2⃣[common.timezone]を日本より1時間先のオーストラリアシドニーに設定の場合

Hinemosプロパティの設定:common.timezone=36000000

●監視について

監視設定:ping監視を5分ごと行い、履歴イベントを見てみます。

1⃣[ommon.time.offset]を1時間先に設定の場合

ping監視が[common.timeoffset]を変更した時点から、
OSのシステム時刻の1時間先で実行されています。

2⃣[common.timezone]を日本より1時間先のオーストラリアシドニーに設定の場合

~変更前(タイムゾーン日本)~


~変更後(タイムゾーンシドニー)~

タイムゾーン変更後は、監視履歴の時刻が一時間先になっています。

1⃣の[common.time.offset]と違う点としては、
設定変更前に出ていた履歴についても[common.timezone]を変更することで、
表示の時刻が1時間先になっているという点です。

●ジョブ設定[スケジュール予定]について

スケジュール実行契機で5分ごとジョブ実行する設定としています。

1⃣[common.time.offset]を1時間先に設定の場合

スケジュールは、変更後の時刻が反映されています。

2⃣[common.timezone]を日本より1時間先のオーストラリアシドニーに設定の場合


スケジュールは、変更後の時刻が反映されています。

●ジョブ実行について

スケジュール実行契機で5分ごとジョブ実行する設定としています。

1⃣[ommon.time.offset]を1時間先に設定の場合


上記画像のように、ジョブが[common.timeoffset]を変更した時点から、
OSのシステム時刻の1時間先で実行されています。

2⃣[common.timezone]を日本より1時間先のオーストラリアシドニーに設定の場合

~変更前(タイムゾーン日本)~

~変更後(タイムゾーンシドニー)~

タイムゾーン変更後は、ジョブ履歴の時刻が1時間先になっています。

1⃣の[common.time.offset]と違う点としては、
監視同様に、設定変更前に出ていた履歴についても[common.timezone]を変更することで、
表示の時刻が一時間後になっているという点です。

●カレンダ

毎週月曜日9:00~18:00稼働のカレンダを設定しています。

1⃣[ommon.time.offset]を1時間先に設定の場合


有効期間、稼働時間に変化はなくはありません。

2⃣[common.timezone]を日本より1時間先のオーストラリアシドニーに設定の場合


有効期限、稼働時間ともに元の設定からタイムゾーン変更後の時差分、変化しています。

 

以上、Hinemosプロパティにて「common.time.offset」、「common.timezone」を変更した際の動作を記載いたしました。
簡単ではありましたが、Hinemosの時刻やタイムゾーンを変更する際に参考になれば幸いです。

 

*1:デフォルト値は、0です。
*2:未設定の場合は、Hinemosマネージャ起動時のOSのタイムゾーンにおける値が反映されます。

ご意見やお問い合わせについて

この記事へのご意見やお問い合わせについては、こちら(お問い合わせフォーム)もしくは
Hinemos営業担当【hsd-sales@atomitech.jp】までご連絡ください。
※お問い合わせフォームからご連絡の場合には、お問い合わせ内容で「Hinemosについて」を選択し、
本文の冒頭に「Hinemos研究日記_【タイトル名】」とご記載ください。

定期的にHinemos相談会をzoomで開催しております。
下記もご利用ください。