Hinemosのカレンダ評価タイミングについて

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この記事は2年以上前に書かれたものです。情報が古い可能性があります。

今回は、Hinemosでジョブや監視のスケジュールを管理する際に便利なカレンダ機能の、
ちょっとした仕様をご紹介いたします。

1.カレンダ機能について

Hinemosで監視やジョブのスケジュールを管理している際、深夜や休日などは
監視やジョブが必要ない時間帯は非稼働にしたいと思いませんか。

例えば、営業時間中は30分おきにジョブを実行したいけど、営業が終わったら
実行しなくても良い、という状況だとします。
そんなとき、いちいち細かく指定してスケジュールを作成するより、
カレンダを作成して非稼働の時間を作ることで、簡単にお望みの動作が
実現できます。

 

・日曜日以外の6時から21までを稼働期間としたカレンダの例

 

ここで、実行しているジョブセッションでジョブの一つが長引いたと仮定します。
すると、まだ開始されていないジョブが残っている状態で、カレンダで設定した
非稼働期間に入ってしまいました。

このとき、まだ開始されていないジョブは実行されるでしょうか。
それともカレンダにより実行が抑制されるでしょうか。

正解は「実行される」です。

 

・03:00:00に実行予定のCopy_Of_1_1115_Hinemos_JUですが、設定しているカレンダでは、03:01:00以降は非稼働になっています。

・03:00:00となりCopy_Of_1_1115_Hinemos_JUのジョブセッションが開始されます。

・1115_job4_wait2は1115_job2_sleepが終了してから開始するジョブです。待っている間にカレンダの非稼働期間となりますが。

・カレンダの非稼働期間(03:01:00)に入っている状態にも関わらず、03:05:01にジョブが開始されています。

 

2.カレンダの評価タイミング

Hinemosでは、スケジュールに設定していたカレンダが評価されるタイミングは、
ジョブセッションの開始時刻になります。
そのため、上の例のようにジョブセッションの開始時刻がカレンダの稼働期間内であれば、
カレンダの非稼働期間であっても、コマンドジョブは実行されます。

今回は、監視やジョブを抑制するためのカレンダ機能のちょっとした仕様の
ご紹介でした。

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